あやしうこそものぐるほしけれ

 

4ヶ月半ぶりの更新。

卒論終わっちゃった!大学卒業しちゃった。

ここ数日は、未だに卒業式の写真見て「あ〜よかったな〜」と溜め息をついたり、働くの楽しみだけどどうも心がザラザラしたり感傷的になったり、久しぶりに自由な時間が出来たら何していいかわからなくて本を読んでみたり、そういやこんなん書いてたなとブログを開いてみたり。開いたら11月19日から下書きに入れっぱなしのGLIM SPANKYのライブの感想をチロチロ書いたのが残ってた。消すのも勿体無いしかといって今から付け足して書くのも違うからとりあえずそのままを載せる。

武道館、楽しみです。

 

 

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GLIM SPANKYのライブ行った。BIZARRE CARNIVAL Tourの仙台公演。

 

会場入ってまず思ったのがお客さんの年齢層がめっちゃ高い!そして男の人多い!2人の年齢的にももう少し同世代の人いるかな〜と思ってたけどダンディーなおじ様達がいっぱいいた。前にGLIM SPANKY観た時はDOES、a flood of circleという大好きなバンド3つも来てて最高な夜だった。あとキノコホテルと浮遊スル猫。今調べてみたら浮遊スル猫今年の頭から無期限活動休止してるのね…。そんな感じで5バンドもいたから客層もバラバラで全然気づかなかった分結構驚いた。そしてBGMではThe StrypesのQueen of the Half Crownかかった!ツアーの折り返しだから亀選曲からレミ選曲に変わったと言ってたけど、仙台からレミちゃん選曲になったという事かな?とにもかくにも素敵な選曲だ。ライブ前から良い気分。他の曲も良かったけど名前はわかんなかったな。

 

ライブが始まってからはもっと良い気分。いつもは激しいライブで暴れてもみくちゃにされる事が多いしせっかくのライブだからメンバーを目に焼き付けなくちゃって思っちゃうし、前の方は特にその集団意識?周りもそういう一辺倒な空気になりがちな面があるなと思う(もちろんそういうライブも楽しいし大好き)。けど今回は初っ端の『THE WALL』から最高に気持ちよくて、ギュウギュウ押されることもなく、ライブ中は目をつぶって音楽に包まれながら体を揺らしている事が多かったかも。「自分の作りたいペースで音楽を作れている、作りたいものを作ってやりたい所でやっている。GLIM SPANKYのライブはフリーダムな空間だからお客さんも腕を組んでジッと観たっていいし、好きなように聴いていいよ。」とレミちゃんが言っていてまさにその通りでとても素敵な空気がずっと流れていて充実感がすごい。そして前にHeavenstampを観た時を思い出した。まだ4人だったし『Stand by you』とかの頃だからもう6,7年くらい前なのか…??The Velvet Undergroundの『Sunday Morning』を歌ってる時のSally#Cinnamonがこの世の生き物じゃなく見えるくらい綺麗で恍惚とした気持ちになって、今回もそれと似た感じだった。2組は仲良さげなので対バンしてほしい…あわよくば東北で(笑)

『闇に目を凝らせば』でレミちゃんが息吸った時空気が変わった気がした。場を飲み込む力がすごい。

『白昼夢』のパーカッション?がレミちゃんなんだけどトライアングルをチリンチリンしたりお星様カラカラしたりめちゃくちゃ可愛い…

 

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おわり。

志村後ろ

 

11/4に映画観た。映画館で観たのは4ヶ月ぶりくらい。なんだかんだちゃんと学校忙しかったんだなと感じた。前半に『野火』、後半に『スイス・アーミー・マン』の事を書く。読み返すと結構ネタバレしてる気がする…ので嫌な人は読まない方がいいかもしれん。とばっちりで『モテキ』もネタバレしているな。

 

1本目は『野火』。戦争映画。2015年の映画だけど、戦争を忘れないようにと山形では毎年上映しているそうだ。上映後は塚本晋也監督のトークショー付き。ゼミが終わったら絶対映画を観てやるって決めてて、今どんな作品が公開されてるのかなーって映画館のホームページを見てたら偶然発見した。『野火』は小学生の頃に通っていた公文の国語の教材で少し読んだ事があったんだけど映画は結局観てなかったんだよね。そのくらいの知識だけなのにノリと勢いで前売券を買った。学生の券はとても安かった。若い人に伝えていきたいって言ってたからだと思うんだけど。監督の他の作品も名前しか知らないし、監督本人が主役やってるのもトークショーで出てきた時に気づいたし、なんか見た事あるなと思ったらBLANKEY JET CITY中村達也出てたし。戦争映画そこまで観ないし。お母さんに「死ぬまでに絶対観ておけ」って言われた映画がいくつかあるんだけど、そのうちの『シンドラーのリスト』と『ライフ・イズ・ビューティフル』は観たな。あと『火垂るの墓』とか。そんくらいで挑んだ。

 

気持ち悪かったね。率直に言うと。もちろん銃撃とかのシーンで人がやられまくって血がドクドク、臓物ビシャアっていう戦争の出来事自体がもたらす気持ち悪さもあるんだけど、戦争っていうツール?によって主人公の心がすり減っていって、焦燥に駆られて、どんどん正気でいられなくなっていく描写が嫌だったな。なんとかバランスを保って積み上げられていたものがグラグラしてきてカクンッと崩れる感じ?コップに水が溜まっていって、一滴が零れるか零れないかみたいな感じ?あと、ぷらっとほーむという団体の松井愛さんが「冒頭の上司と部下の絶対に逆らえない関係性が嫌だった」と言っているのを聞いて、なるほどたしかに気持ち悪かったなと思った。監督が言っていた「肉感覚で戦争が嫌なものだと植え付ける」の状態にまんまとなってしまった。もちろんそれが良い状態だと思うけどね。そしてもう1つは自然がめちゃくちゃ綺麗。まさに杜甫の国破れて山河ありの詩そのもの。監督が原作を読んだ時、雄大な自然の中で人間がいかにちっぽけな事をやっているかという描写に惹かれたから力を入れた部分だと言っていた。赤いお花(ケイトウ?) に女の子の声が当てられているシーンがあるのだけれど、グアングアンとトリップする感覚だった。上映とトークショーが終わった後はサイン会もあったんだけど「私今日勢いで来ちゃったし、あんま詳しくないし…」という無駄な遠慮をしたせいで列に並ぶ事が出来なかった。ので来年また観に行ってサインをもらおうと思う。色んな人に観てほしいと言っていたので次は是非誰か一緒に行きましょう。来年もまだ学生の方はお得なうちに観るといいかもよ。

 

あと余談?なのだけれど、『野火』を観てから『ガールズ&パンツァー』観たら素直に楽しめない事が発覚した。ストーリーとかは全然好きだけど戦車が砲弾打つ音とか白旗揚げた後の戦車内の女の子達が死なないとはいえちょっとボロッとしている所とか。めちゃくちゃ怖い。そのくらい音とか戦車のディテールにこだわってる作品なんだなと改めて思った。「ガルパンは戦争助長アニメだ!」と言ってる人を見て大袈裟だな〜なんて思っていたけれど、久しぶりに観たらサンダース戦終わりの「これは戦争じゃなくて戦車道」というおケイ様のセリフを素直に聞き流せなかった。これからも好きだしまた大洗にも行くと思うけどね。でも確実に新しい捉え方が増えた。

 

サイン会を横目に見ながら2本目は『スイス・アーミー・マン』。だいぶ前から予告がされていたけれどその時から観たくて仕方がなかった。ダニエル・ラドクリフが死体…その時点でやば過ぎる。私の実家には小さい頃からハリーポッターの本があって映画は賢者の石から毎回家族で観に行くのが恒例だった(いつからか思春期やらなんやらで行かなくなったような気もする)。昔から観ていたあのハリーポッターが…ってね。

 

内容も予告以上にぶっ飛んでいた。終始ニヤニヤしていた。基本は友(死体)と繰り広げるサバイバル生活って感じかな。でも面白いだけではなくて、グジュグジュした冴えない男の叶わない恋も描かれた結構タイプな映画だった。

 

この映画を観て思い出したのが今年の正月深夜にやっていた『モテキ』。自己肯定感が低くて異性とまともにコミュニケーション取れなくて観ているとああ死にたいって気分になるタイプの男が主人公(ザックリとしか覚えていない)。ずっと自分を観てるようでグサグサ来て、でもそれが良くて観てたのに結末としてはフェスで麻生久美子と良い感じになって終わる。めちゃくちゃムカついた。このヤロー幸世!てめーはこっちの人間だろ!俺達が麻生久美子と良い感じになれるわけねーだろ!全力で殺しに来い!置いてくな!って思ったしツイートした記憶がある。面白いけどね。観た時期が悪かったんだと思う。年末年始皆が帰省してる中自分は山形に残って毎日毎日バイトをしていて、心と生活が荒んでいる時に観てしまったから。ショートの長澤まさみ可愛いし。あと前後の流れを忘れたけど麻生久美子が早朝から牛丼食ってるシーンがめちゃくちゃ大好き。

 

けど『スイス・アーミー・マン』は女の子と結ばれないんだよね。死体と遊んでたわけのわかんねー奴が突然自分に寄り添ってくるもんだから涙が出そうになる。けどぶっ飛んだ設定とギャグのおかげで結局ニヤニヤしながら映画館を出れる。そんな映画。

 

卒論がMAXで忙しくなるまであとほんの少し猶予がありそうだからもう何本か今年中に観たい。結局ストゥージズの『ギミー・デンジャー』は飲み会がかぶって観るの諦めちゃった。最近公開している映画でオススメあれば是非教えてください。

 

銀杏のうじ虫達・後編

 

2017年10月13日、武道館で銀杏BOYZを目撃した!その事について書く。後編は開場から実際のライブまでの事。先日、友達と「嫌な記憶はどれだけ昔の事でもフラッシュバックしてとても苦しくなるのに良い記憶は全く思い出せない」という話をしたんだけど、この記事を書いている時はどんどんあった事を思い出してしまい書くのにめちゃくちゃ時間がかかった。ちゃんと良い記憶も自分の脳に残っているんだなと思った。では始まり。

 

武道館に到着した我々は早速開場の列に並んだ。どんどん進んでく。そしたら贈られてきたお花達が見えてきた。

 

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麻生久美子!!岡田監督!俳優・峯田和伸はドラマ『奇跡の人』で初めて観たようなもんだったからとても好きなんだよな。あと大好きな映画『少年メリケンサック』の若かりしジミーとか。乗組員はジミー!ハルくん!ポテト!チーズ!村井!『アイデン&ティティ』はまだ観ていないのだ…今度借りてみよ。そんな感じでキャッキャ言いながら写真を撮ってたらチケットを切ってもらう番が来たわけだが「ん?お客さん2階なのでアッチの列ですね〜」と言われた。武道館って階によって入口違うんですね…ちゃんと自分の席を確認していなかった。というわけで並び直す。まーお花見れたからいいか。

 

我々は注釈付指定席だったから良い席とは言えなかった。スクリーンは全く見えなかったね。でも下手が丸見えだったので袖から出てくる前の峯田や戻っていった後の峯田の姿が見れるというメリットはあった。無事席に着き開演までの時間をソワソワ待った。妹は始まる前なのに「本当に1時間で帰らなきゃいけないの…?」としんみりしていたな。

 

そしてついに照明が落ちた。スクリーンでなんやらかんやらやっていた!ファンへのインタビューを撮ったビデオっぽかった。そしてとうとう峯田が出てきた!モッズコート着てた。ギターをジャカジャカかき鳴らして「ハローマイフレンド!そこにいるんだろ!」って叫ぶ。エンジェルベイビーだ。イントロが始まって私はすぐに泣き出してしまった。この『エンジェルベイビー』は銀杏BOYZが今年リリースした3部作の第1弾なんだけど、サビで「ロックンロールは世界を変えて」って言ってる。なんだか武道館公演を体現した1曲のように思えたんだ。 ロックンロールが、峯田がやってるロックンロールが私の世界を変えてきたし、今も変えているよって思った。ライブで泣くのってすごく熱狂的なファンだけだと勝手に思ってたのね。でも今年のRISING SUN ROCK FESTIVAL銀杏BOYZを観た時も視界が歪むくらい目が涙でタプタプになって、ライジングではなんとか我慢したけど今回は泣いちゃうかもな〜なんて思ってたら1曲目から涙がツーって垂れてきて止まらなくなってしまった。とんでもねーパワーを持った人だなと思ったし、武道館公演で1番心に残ってるシーンだな。

 

MCでもいっぱい泣いてしまった。曲とMCの順を正確に覚えていないのだけどマラソンの話をしていた。「他の人達はきちんと考えてペースを保って42.195kmを走り切るけど、銀杏BOYZは100m全力で走ってはぶっ倒れて走ってはぶっ倒れてを続けている。でも俺にはそういうやり方しかないからこれからも全力で走ってはぶっ倒れてを続けていくような音楽で走り切る。」って感じの事。これは武道館に向けてあらかじめ考えておいた話って言ってた。かっこつけてるのにどうもかっこつけ切れていなくて、でもそこが人間ぽくて綺麗でかっこいいなって。

 

んでその後『若者たち』。若者たちはライジングで観てめちゃくちゃ大好きになったんだよな。たしかその時は2曲目にやってたんだけど、峯田が髪の毛をグシャグシャしてブルブル震えてて、すごく不安定なんだけど鮮烈で、最初はちょっぴり動揺したんだけどその後最前列の真ん中あたりで口を開けてずーっと魅入っていたのを思い出した。その次『駆け抜けて性春』。銀杏BOYZで自分が一番好きな曲。かけ声やらが多めの曲なんだけど、その度に1万人のどよめきが起こるんだよ。そしてYUKIが歌ってるパートをシンガロングするのがお決まりなのだが、そこでも涙がボロボロ出るんだ。1万人が歌うのよ。大合唱よ。もうこの後シンガロングが起こる度に全身がゾワゾワして鳥肌が立って気づいたら涙が出てた。とんでもない所に居合わせているんだな私は、って思った。『べろちゅー』も聴けてよかったな。しっとーり良い気分。『骨』もさっきの『奇跡の人』の主題歌だったからとても好き。でもドラマのは峯田がアコギ1本で弾き語りしてるんだよね。あの音源はドラマのBOX版にしかないのだろうか…。バンドの方も、じっとしていられなくてスキップしたくなる感じが良いんだけどね。そして予想通り「東京タワーから武道館までジャンプ」してた。続く『円光』はなかなか面白かったな。あの人数で「援助交際〜〜〜〜〜!!!」って叫ぶ事はしばらくないだろうな(笑)

 

この辺りで1時間近く経った。妹はそろそろタイムリミット。横で泣きながら「峯田喋ってるの終わったら帰る…」とか言ってたな。そしたらライブできなかった頃カーテンを眺めながら、ひとりぼっちだらけの部屋を夢見ていた話の後、峯田が「夢で逢えたぜ…」って呟いて『夢で逢えたら』に入った。めちゃくちゃ痺れたね。結局妹は夢で逢えたら聴き終わった後にダッシュで帰ったようだ。気づいたらいなかった。そして『BABY BABY』。「これは1番いっぱい歌った歌。村井くんあびちゃんチンくんありがとう。村井くんは初めて曲を聴かせた時『すごいねー』って涙ぐんでいたよ。今横にはいないけど、この曲を歌う時は後ろにいるんだ。」ってな事を歌う前に言ってた。また泣いた。『新訳・銀河鉄道の夜』  は後ろの光がキラキラ輝いていてとても幻想的だった。なんか飛んでいけそうな感じ。その後ラスト3曲を歌い終えて銀杏BOYZは袖へ帰っていった。アリーナからは見えなくなった所で峯田がぶっ倒れる様になって抱きかかえられながら奥に消えていったのを見て息を飲んだ。全身全霊ってこういう事かって。

 

しばらくして「やるなら今しかねーべ」コールに応えて戻ってきた。あれはアンコールの時だったのかな? 客席の電気がずっとついたままだったんだよね。めっちゃ明るくて。つい演奏途中なのに全体を見回してしまったの。そしたら汗やら涙やらで汚くて、でもキラキラした顔を皆してて、皆がステージを観てたの。どこ見渡しても銀杏BOYZが好きで銀杏BOYZを観に来た人しかいなくて。1万人もだよ。その1万人が皆して峯田和伸を観てるの。すごく圧倒された。

 

ライブが終わった後は放心状態でしばらく座ってまた全体を眺めてた。清志郎が流れてた。皆出口にいそいそ向かってて"しょーもない毎日"に戻った感じ。誘導の人に「はやく出てくださーい」って言われて「うるせー」ってなったけど「ああ、この人もお仕事なんだよな」と思って結局その波に紛れて出ていった。その後はしばらく頭がガンガンしててあまり覚えていない。あでもGREE時代からのお友達だったフォロワーさんに会えた!そして気づいたら山形行きの夜行バスでまた『東京』を聴いてた。

 

武道館公演が終わってその次の週からしょーもない毎日が始まったわけだけど、私が通ってる学校はイチョウ並木が、しかもなぜか雌株ばかりあって今時期は銀杏を落としてめちゃくちゃ臭い。間違って踏んだらグジュグジュしてる。でもちょうど真っ黄色に染まっててとても美しい。あーだから銀杏BOYZって名前なのかしらって思った。あとどこのタイミングか忘れたけど「俺は目が悪いからアリーナの4列目くらいまでは見えるけど遠くで白いTシャツ着てる奴はうじ虫で黒いTシャツの奴はゴキブリにしか見えねえ」って言ってた。ひどいね(笑)なので今回のタイトルはうじ虫になりました。かなり絞ったつもりなのに読み返したら全くまとまってないけどこれにて終わり。

銀杏のうじ虫達・前編

 

2017年10月13日、武道館で銀杏BOYZを目撃した!その事について書く。なお前編はライブまでの観光の記録なので銀杏BOYZはそこまで出てこない。あしからず。

 

ライブは結局妹と行った。もともと2人で行くためにチケットを取っていたのだけれど、妹が次の日朝早くから仕事だったのでその日のうちに帰らなければならなかった。最終便に乗るにはライブは1時間しか観れない。そんな訳で一度断念し、私は一緒に行ってくれそうな人に声をかけていった。その節はどうもありがとうございました。しかし金曜日という事もあってなかなか捕まらん。そんな旨を妹に話したら「やっぱり行きたい!チケットが無駄になるなんて!峯田に会いたいの!!!」と言い、はるばる北海道から1時間だけ峯田に会うために東京に降り立つこととなった。恐るべき峯田和伸愛…こんなに好きだとは思っていなかった(笑)

 

私はというと、前日に夜行バスで山形を出発し東京へ向かった。『東京』を聴きながら。今まで何回か夜行バスを使った事があるけど、毎回東京を1曲リピートにして乗っている。でも今回は峯田和伸を観るために峯田和伸が作った東京を聴いて東京に向かってるんだよ。しかも山形からだぜ。それだけで胸がドキドキしちゃうよね。

 

東京には7時頃着いた。待ち合わせは9時。今考えると早過ぎたな(笑)ネカフェでは一睡も出来ないまま支度をして赤羽橋駅に向かった。妹は友達の家に前日からいたそうでケロッとしていた。

 

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はじめに東京タワーを拝んだ。ぶっちゃけ周りは高いビルだらけだし雨降ってて傘さしてたから見つけるまでに時間がかかった(笑)でかいのに(笑)すぐ近くにフリーメイソンの本社?があって、妹はそれの方が目当てだったらしく写真を撮っていたな。社内のエントランスらしき所にある綺麗なステンドグラスも見えた。そして「そこら辺にある鉄塔がちょっとでかくなっただけだね」などと東京タワー泣かせの会話をしながらタワー内へ入る。施設はほとんど10時開店で、タワーを登ることくらいしかやることがなかった。

 

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ので登った。なかなか怖い!下を覗ける小窓があるんだけど、写真で見るよりヒヤヒヤする。景色の写真の手前に見えるのは増上寺といって徳川将軍家にゆかりのあるお寺だそうな。って見学旅行で来たと思われる小学生達が言ってた。

 

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そしたらその小学生達がお寺にあるお墓を見て

「じゃあアレは将軍達のお墓か!すげーな!」

『ばかやろー将軍は15人しかいねーよあんなに墓ねーよ!』

という会話をしていてとてもツボだった。知識がないとわからないやりとりって面白いよね。

 

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あとはクルクル回るピンクスワロフスキーのミニ東京タワーなどがあった。最初はなんじゃこりゃって思ったけど結構可愛い…。

 

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登った後は33.3cm(らしい)の東京タワーパフェを食べた。味はスッキリしていて量があっても食べれたな。何より見た目が可愛い。ピンク!食べ終わる頃には施設が開き始めていたので東京タワー水族館にも寄ってみた。

 

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正直海の魚がいなかったから物足りなさはあったけど狭い空間にあんなに魚がいるとは思わなかった。スイホウガンかわええ〜。あと聞き間違いでなければカサビアンが流れていたな(笑)全部見終わるにはなんだかんだ1時間くらいかかり、昼近くになっていた。14時30分から物販だったのでひとまず武道館へ1回目のアタック。

 

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おお〜〜〜!ほんとに武道館だ!赤いやつほんとにあるんだ!!!武道館までの道のりも、すぐとはいえなかなかドラマチックだった。坂を上り田安門をくぐり抜けると金色のタマネギが見えてくる。物販の列に並んでからは2時間ほど待機。座れたし話してたらすぐだったけどね。ちゃんと並んでいたおかげで売り切れも気にせずあっという間にお買い物できた。開場で再び来た時には売り切れだらけだったし開場のための整列の邪魔になるから物販に規制がかかっていたくらいだ。どんだけ人気なんだい峯田よ。

 

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1番人気そうだったのはキーホルダー&缶バッジくじ。40歳のおっさんしか排出されないというとんでもないガチャ。でもファンからすれば100%URというこれまたとんでもないガチャ。めんこい。無事買えたので近くにある靖国神社に足を運んでみた。

 

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学校帰りであろう制服を着た少女達がキャッキャ言いながら鳥居をくぐって下ってきていたのが印象的だったな。あと大村益次郎銅像もあった。何した人なのか読んだけど忘れちゃった。そして参拝。来た道を戻ってくる頃に15時になった。この日は、12月にあるスピッツ主催のロックのほそ道の先行チケット抽選結果発表の日でもあった。恐る恐るメールを開くと当選していた!わーい!

 

靖国神社に行った後は皇居を見ようとなって再び武道館の方へ行った。すると丁度リハをしていて峯田の声や楽器の音が漏れて聞こえていた。歌いながら歩いた。ただひたすら歩いた。けど皇居らしきものは全くわからなかった(笑)おそらく北の丸公園という所をウロウロしていただけなのかな?どこまで行っても見えないし峯田の声が聞こえなくなっちゃったから、もういいやとなって武道館へ音漏れを聞きに引き返した。

 

田安門を出てからは、東京駅にも行きたいと話していたので向かった。ライブ前の腹ごしらえに"汁や"ってとこに行った。茅乃舎っていうめちゃくちゃ高い出汁を使った料理の店。

 

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う、うめぇ〜なめこ汁うめぇ〜かしわご飯うめぇ〜冷奴にかかった上の奴うめぇ〜なんじゃこりゃ〜。端っこに見切れてるのが出汁そのものなんだけど、もう匂いが美味いんだ。語彙力。あと生七味唐辛子ってのが置いてあったんだけどこれまた美味いんだ。山椒と柚子かな?が効いていて、生だから結構しっとりしている。汁に入れたらとても爽やかな辛さが来てグッド。大満足だった。食べ終わった後はトイレに篭って銀杏の少年達Tシャツを装備、再び武道館に向かったのであった…。

 

前編はひとまずここまで。後編はライブの事を書く。今月中には!

 

なんてね。

 

Liam Gallagherのソロアルバム『As You Were』のアナログ盤が過去20年での最速セールスを記録したそうな。すごいやリアム!私は本国の公式サイトでしか買えないBOXにしようかと思っていたんだけど、結局日本盤を買った。Air Studiosで録ったGreedy Soulがボートラに入っているから!Greedy SoulはファンがSNSに載せた動画で見た時からハードな感じでとてもお気に入りだったんだけど、Air Studiosでのやつはそのかっこよさにプラスして女声コーラスやサックスとかの金管楽器が入るからファビュラスでゴージャスになってる。とても良いよ。アナログ盤も欲しいけどレコードプレイヤーを持っていないんだよね。Twitterとかで検索してみると若い人もアナログ盤買ってる感じだったけど皆レコードプレイヤーなんて持ってるもんなのか?まあ飾るだけでもかっこいいか。

 

私のお父さんはジャズがとても大好きな人でよくレコードを聴いていたみたいなんだ。実家にはめちゃくちゃデカいスピーカーが2つあって、子どもが見ても明らかに高いだろうなって思うレコードプレイヤーやその他諸々の機械が入って飾ってあるショーケースがあった。生まれた時からずっとあって、いつか使ってみたいな〜となんとなく思っていた。そしたらいつの間にか消えたんだよね。物置とかに閉まったのかなって思ってた。そして「そういえば、レコード聴くやつどこにやったの?」って聞いたら、「売っちゃったよ」って言われた。いつかこっそり借りようと思ってたから残しておいてとも言わなかったんだけど結構ショックだったな〜。なのでレコードの音はおそらく一度も聴いたことがない。どんな音なんだろうなってよく考える。いつかそれなりにいいレコードプレイヤーを買って自分の好きなアーティストのアナログ盤をいっぱい買うんだ。そしてジャズのもちょっと持っておくの。前にオススメされたBill Evansの『Waltz for Debby』がいいな。そして別に招待はしないんだけどなんかの機会で家に来た時にレコードプレイヤーをお披露目して「あんたレコードプレイヤーなんて買ったの?笑」って言われて、ビルエヴァンスをかけて過ごすの。めっちゃいいでしょ。

 

リアムの話をするつもりだったのにお父さんの話になってしまった。リアムは生でも観たよ。8月17日にZepp Tokyoで!お盆でバイトがクソほど忙しかったけどリアムの事を考えるとあっという間で、16日の夜行バスに乗る前にはテンションが既におかしくて自撮りなんか載せちゃってさ。とりあえずネカフェに着いたけど、もう日本にリアムがいるんだって考えたらいてもたってもいられなくなって、「サイン下さい」と「一緒に写真撮ってください」を検索してめっちゃ覚えて、自分と先輩の分のサインを貰うために秋葉原BOOKOFFでとりあえず『(What's The Story) Morning Glory?』と『Be Here Now』を買ってめちゃくちゃ早く会場に着いて入り待ちした。スタッフの規制が厳し過ぎたし、結局なーんも起きなかったけどね(笑)ソワソワしながら気づいたら整列が始まって、どんどん進んでく。もうずーっと心臓がドッキンドッキンしてた。会場内に入ったら《LIAM   GALLAGHER》ってデカデカと書かれたあの垂れ幕が青い光に照らされてるわけよ。ファッキンやばいってやつだ。そしてとうとうFuckin' In The Bushesが流れ始めた!!やべーーー!心臓出ちゃう!って思ってたら、リアムが出てきた。結構拍子抜けした。なんだろう、本当にすごい人を目撃すると頭が追いつかないんだね。出てきたはいいけど、これ本当にいるの?あのリアムギャラガーなの?初音ミクみたいな感じで映し出されてるだけじゃないの?となって、緊張がちょっと落ち着いてしまった。正直整番が良くなくて距離があったせいもあるけど、遠くにある蜃気楼を見ているような感覚だった。でも出てきて早速Rock 'n' Roll Starを歌っちゃうわけだ。ほんとFuckin' In The BushesからのRock 'n' Roll Star→Morning Glory→Wall Of Glass→Greedy Soulは本当にずるいと思うよ。だってかっこよくないわけがないんだから。オアシス曲では皆ポンポン飛び跳ねて大合唱。Wall Of Glassは素晴らしい曲。いつ聴いてもどこで聴いても何回聴いても文句なしにかっこいいと思う。帰ってきた一発目にふさわしい曲だな。ロラパルーザで20分退場って記事を読んだ時から不安だった声も出ていたしね。下手したらすぐ終わるんじゃないかとか思ってたからホッとした。後は大好きなD'You Know What I Mean?と、Be Here Nowも歌ったしね。ビィヒア好きなんだよね。最初の3つの中でも一番好きかもしれん。兄貴は納得いってないようだけど…。そんな感じであっという間に時間が過ぎ去って一度袖に消えてったリアムがアンコールで出てきて喉を指しながら「うんにゃらかんにゃらapologizeうんぬん」って言って、ああ、喉がもう良くないのねってわかった。そしてWonderwallで終わり。リアムの英語は全く聞き取れない。タイトルと謝ってるのがわかったくらい。動画とかもよく見るけど早口&訛りで何回見てもわからない。ので最近はギャラガー日本語っていうTwitterアカウントが訳すのをよく見てる。リアムは呟く英語もリアム語になってて理解に苦しむけどポンポン訳しててしかもほとんど合ってるからめっちゃすごい。ちょっと話が逸れたけど、そんなあっという間の1時間だった。次はもっと近くで観たい。リアムっているんだーって実感したい。今アルバムを引っさげたツアーの最中だからまた日本に来てほしいな。絶対行くぞ。真夜中のリアム話終わり。

鼻くそ

 

研究室のゼミが終わった。もっとダメかなと思っていたけど先生のツッコミにもだいたい答えられて、それなりに理解できてると感じた。まー本番は1週間後だから気を抜いていたらすぐに足をすくわれるだろうけどね。

 

この2週間で色々あった。リアムギャラガーのソロアルバムがようやっと届いたこと。スピッツ主催のロックのほそ道がどうしても観たくて仙台までCDを買いに行き、先行予約のためのチラシをもらったこと。そしたら当たったこと。武道館で生で峯田を目撃してしまったこと。朝から東京を観光したこと。サークルの芋煮に行ったこと。関ジャムでセッションしてたGLIM SPANKYがかっこよかったから衝動的にチケットを取ってしまったこと。何とも思っていない人にどうやら好かれたようでめんどくせーことになっていること。若い人の死についてよく考えるようになったこと。

 

一行日記ってつまらないよね。今書いててもあまり面白くなかった。読んでても面白くなかったでしょう。「だからなに?それがあって君はどう思ったの?そこが肝心でしょ。」みたいな。小学生の時、夏休みの課題で出されたけど毎年地獄だった。3日目くらいまでは頑張って書くけど、後は前日に全部埋めていた。毎日毎日書くほどのたいそうな事なんて起こらない。1日中だらだらする日もあるでしょ。でもそんな事知らせる必要もないわけで、どれほど前日に頭を悩ませたか。しょーもない日々を生きるために今日みたいな日があるんだ。って武道館で峯田和伸が言っていた。特別な日はちょっとしかないから特別なんだろうな。

 

そんなわけで今日は全然内容がないんだ。いつか書き留めたい事柄を忘れないために書き留めておいただけ。ゼミの準備のおかげで寝不足だから書く気力ももうない。徹夜には『ようこそジャパリパークへ』とセブンイレブンのバタピーが合うよ。私からはそれだけ。おわり。

Dancing Zombiez

 

こんな夢を見た。

 

友達と夜のコンビニに行った。そうすると、突然友達が死んだ。彼は目の前にあった瓶詰めの柿ピーを食べて「死んだ人間には固すぎるんだよ、噛み砕けないんだ。」と言って泣いていた。彼は赤黒い液体を垂らしながら徘徊し始めた。徘徊しながら隣の人に触れた。そうしたらその人も死んでふらふらと私に近づいてくる。まずいと思ってコンビニから出ようとしたら後ろから来た人の手が背中に当たる感触がした。私も死んだ。友達が柿の種をくれたので食べた。石ころを噛んでるみたいで全く砕けなかった。コンビニを出てからは人を見つけては触れて、死なせて、どんどん大きな集団になっていった。皆で歩きながら茨城の高速道路を北上していった。

 

 

私は占いを信じない。というか朝の占いで普通(7位くらい?)の順位までに出てこなかったらテレビを消す。あの占いだけは信用ならん。「ラッキーメニューはカレーライスです」とか言われても、それお前の昨日の晩ご飯だろ?となる。その一方で神社に行くと高確率でおみくじを引く。そんなもんだ。都合の良い時にだけ神様がいる。夢占いに関しては結構あてにしてしまう。夢はあくまでも自分の考えている事が反映されていて整合性があるかなと感じるから。夢占いというよりかは夢分析とかの方が正しいんじゃないかな。占いって言葉が付くだけで突然インチキ臭くなる。

 

この夢は端的に言ってしまうとゾンビになる夢だと思う。死んだって認識してるけど動いてるしね。茨城はよくわからんけど、夜に見た家族6人を殺した事件のニュースのせいかな。柿ピーの件は書いてたら笑ってしまったけど、どうも切なかった。いつも使っているサイトでゾンビと検索してみる。

【夢ココロ占い】
http://yume-uranai.jp/sp/

この夢ココロ占いってサイトはキーワードで夢の内容を簡単に検索出来るのでよく使う。結果は、『心の中に漠然とした不安や恐れがある。追いかけられたり襲われたりする夢は、現実から逃げ出している印。やり残している事や気になる事があるなら片付けておかないと後悔する。』だって。色々思い当たるけれど、大方はゼミと卒業論文の事だろうな(笑)

 

この世には明晰夢っていって、自分が夢を見ていることを自覚しながら見る夢があるらしい。しかもその夢を自分の好きなストーリーへコントロールできるようにもなるらしい。その力をつけるためにはこうやって夢日記をつける事が効果的だと言われている。1度興味を持って140字以内でまとめていた時がある。最初は夢がとてもリアルになってきてちょっとした映画を観た気分になって楽しかった。でもだんだん続けていくうちに起きたばかりなのにすごく体力を使った気がしたり、夢と現実がごっちゃになるようになった。怖くなってやめた。何事も肩入れし過ぎるのは良くないことで、見た事をキーワードで調べて、こんな事考えてるんだ〜って思うくらいがちょうどいいことがわかった。

 

夢といえば、夏目漱石の作品に『夢十夜』というものがある。夏目漱石の小説で一番好き。といってもそんなにたくさんの作品を読んだわけではないけれど。10個の夢の話が書かれた短編なんだけど、どれも色が見えるくらい鮮やか。第一夜がその中でも一番好きだ。超簡単に言えば男女の別れの話。金魚鉢に薄いピンクと薄紫の絵の具を垂らして、ボワッと広がっていって、そのまま混じり合ってうやむやになって消えていくイメージ。そういう儚さとファンタジーがある。読みやすいのでオススメ。そんな事を話していたらもう9時だ。今日は何をしよう。