Dancing Zombiez

 

こんな夢を見た。

 

友達と夜のコンビニに行った。そうすると、突然友達が死んだ。彼は目の前にあった瓶詰めの柿ピーを食べて「死んだ人間には固すぎるんだよ、噛み砕けないんだ。」と言って泣いていた。彼は赤黒い液体を垂らしながら徘徊し始めた。徘徊しながら隣の人に触れた。そうしたらその人も死んでふらふらと私に近づいてくる。まずいと思ってコンビニから出ようとしたら後ろから来た人の手が背中に当たる感触がした。私も死んだ。友達が柿の種をくれたので食べた。石ころを噛んでるみたいで全く砕けなかった。コンビニを出てからは人を見つけては触れて、死なせて、どんどん大きな集団になっていった。皆で歩きながら茨城の高速道路を北上していった。

 

 

私は占いを信じない。というか朝の占いで普通(7位くらい?)の順位までに出てこなかったらテレビを消す。あの占いだけは信用ならん。「ラッキーメニューはカレーライスです」とか言われても、それお前の昨日の晩ご飯だろ?となる。その一方で神社に行くと高確率でおみくじを引く。そんなもんだ。都合の良い時にだけ神様がいる。夢占いに関しては結構あてにしてしまう。夢はあくまでも自分の考えている事が反映されていて整合性があるかなと感じるから。夢占いというよりかは夢分析とかの方が正しいんじゃないかな。占いって言葉が付くだけで突然インチキ臭くなる。

 

この夢は端的に言ってしまうとゾンビになる夢だと思う。死んだって認識してるけど動いてるしね。茨城はよくわからんけど、夜に見た家族6人を殺した事件のニュースのせいかな。柿ピーの件は書いてたら笑ってしまったけど、どうも切なかった。いつも使っているサイトでゾンビと検索してみる。

【夢ココロ占い】
http://yume-uranai.jp/sp/

この夢ココロ占いってサイトはキーワードで夢の内容を簡単に検索出来るのでよく使う。結果は、『心の中に漠然とした不安や恐れがある。追いかけられたり襲われたりする夢は、現実から逃げ出している印。やり残している事や気になる事があるなら片付けておかないと後悔する。』だって。色々思い当たるけれど、大方はゼミと卒業論文の事だろうな(笑)

 

この世には明晰夢っていって、自分が夢を見ていることを自覚しながら見る夢があるらしい。しかもその夢を自分の好きなストーリーへコントロールできるようにもなるらしい。その力をつけるためにはこうやって夢日記をつける事が効果的だと言われている。1度興味を持って140字以内でまとめていた時がある。最初は夢がとてもリアルになってきてちょっとした映画を観た気分になって楽しかった。でもだんだん続けていくうちに起きたばかりなのにすごく体力を使った気がしたり、夢と現実がごっちゃになるようになった。怖くなってやめた。何事も肩入れし過ぎるのは良くないことで、見た事をキーワードで調べて、こんな事考えてるんだ〜って思うくらいがちょうどいいことがわかった。

 

夢といえば、夏目漱石の作品に『夢十夜』というものがある。夏目漱石の小説で一番好き。といってもそんなにたくさんの作品を読んだわけではないけれど。10個の夢の話が書かれた短編なんだけど、どれも色が見えるくらい鮮やか。第一夜がその中でも一番好きだ。超簡単に言えば男女の別れの話。金魚鉢に薄いピンクと薄紫の絵の具を垂らして、ボワッと広がっていって、そのまま混じり合ってうやむやになって消えていくイメージ。そういう儚さとファンタジーがある。読みやすいのでオススメ。そんな事を話していたらもう9時だ。今日は何をしよう。